ビジネスと、健康に役立つブログです。
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本から得られる3つの経験

 このブログは、ビジネス、健康、人生に役立つ本を
 紹介しています。どんな本にも3つの秘密があるばす!

 2012年、今年のテーマは、アウトプットを増やす事!
読書も大切ですが、アウトプットがあっての、インプットです!
自分から働きかけて、外に表現の場を見つけていきたいと思います。
いつもここからが、スタートですよ~!

読書
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インテリジェンス人間論
インテリジェンス人間論 (新潮文庫)
インテリジェンス人間論 (新潮文庫)

「インテリジェンス人間論」

 著者は、佐藤 優氏。
 2002年に背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、
 執行猶予付きで有罪判決を受けた、元外務官僚。

 ロシア勤務での経験を元に、鈴木宗男氏、
 橋本龍太郎氏、小渕恵三氏、そして、大統領に
 返り咲いたプーチン氏の分析を、話せる範囲で、
 面白おかしく書いた一冊。一般向けということで、
 エンターテイメントが成立する範囲とはいえ、
 著者の鋭い分析が垣間見えて大変参考になった。

 ”酩酊した国会議員や外務省幹部から暴言を吐かれたことは
  何度もある。しかし、それでその人物の本性がわかるので、
  むしろそういう機会を私は歓迎していた。”(18ページ)

 ”もっともインテリジェンス(諜報)の世界でお人好しが
  生き残っていくことができないので、(中略)プーチン氏
  のように陰険さが後光を発している例は珍しい。”
  (105ページ)

 ”領土について曖昧な国家は必ず崩れると確信しているからだ”
  (116ページ)

 ”「マフィアの技法」とは、一見、喧嘩好きのように見えても、
  いちばん強い者とは絶対に諍いを起こさないという処世術である。”
  (141ページ)

 ”筆者は、一般論を述べただけで、福田氏がアメーバであるなどと
  いうことは言っていないので、読者におかれてはくれぐれも誤解な
  きように願いたい。” (150ページ)

 ・・・と、ちょっと書き出しただけでも、こんな感じである。
 動じない精神力と、睡眠時間3時間半という驚異的な体力、
 お酒も強いし、分析の正確さといい、記憶力といい、生命体と
 してスゴイ! とため息が出る。

 説明しずらいのだが、人間としての器とは、また違った評価になると
 思う。情の鈴木宗男氏という存在に対しては、器が大きいとか、
 広い、あるいはその反対の言葉があってもよいのだが。

 色々な考えを披露していただいているにも関わらず、佐藤氏本人は
 どんな人なのかということは、やはり、見えてこない。
 そういう意味では、当事者である事は、彼らしくない、という
 ことかもしれない。究極の部外者、観察者なのだ。
 当事者になってしまったことが運の付きだったのかなあと。
 
 読んでいると気付くのだが、一般的にいい人、もしくは悪い人と
 思われている人物に対して、反対の意見や考えもありますよと
 提示しているところが多い。小渕氏にしても人柄の小渕ではなく、
 ドスの利いた人物、短気な人物として描かれている。
 いい加減なことを言う人ではないので、少なくとも正しい一面
 なんだと思う。
 
 インテリジェンスとは、部分的にしか露呈しない情報を
 直接会ってみたり、テキストを読み解く事で、全体像にせまっていく
 作業であり、正義か悪かという立居地で評価が変わる事を記述せず、
 「内在的論理」を読み解く作業なんだと、改めて実感した。
 先に読んだ「功利主義者の読書」から見ると、本書は実践編
 と言えるかもしれない。
 
 残念なことに、著者は、インテリジェンスの世界が好きではない
 という。

 醜悪な内部抗争に嫌気がして、そこから距離を置きながらも
 自らの力をもてあますというか、国家のために十分活用でき
 ないことに、ある種の諦観のようなものを感じているのかなと
 思う。

 もったいないなあ、国家の損失だなあ。
 しかし、そんなことがあってのこの一冊、失礼ながら、
 大変有難い一冊なのだ。


          AP0536  冊目



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