ビジネスと、健康に役立つブログです。
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本から得られる3つの経験

 このブログは、ビジネス、健康、人生に役立つ本を
 紹介しています。どんな本にも3つの秘密があるばす!

 2012年、今年のテーマは、アウトプットを増やす事!
読書も大切ですが、アウトプットがあっての、インプットです!
自分から働きかけて、外に表現の場を見つけていきたいと思います。
いつもここからが、スタートですよ~!

読書
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新版 オペラと歌舞伎
新版 オペラと歌舞伎 (アルス選書)
新版 オペラと歌舞伎 (アルス選書)

「 新版 オペラと歌舞伎 」
 
 イタリアのオペラと日本の歌舞伎。
 その両方を観てこられた方だから書ける一冊。
 
 相当な遊び人である。道楽の極み。

 第二次世界大戦は、オペラ歌舞伎同盟国と、
 文化的低俗国との戦いと言い切るところが、
 突き抜けて遊びきった人の言葉となって、
 我々の読書空間に響きわたる。

 文化的な進歩は、武力や政治力に飽きた国民の
 遊び心から生まれたものだという。
 
 日本が戦争に負けたからといって、民力が低いと
 言わせる必要はない。

 豊穣な文化が花開いた国家には、それだけの
 平和があり、政治的軍事的にも安定していたと
 いうことなのだから。

 オペラと歌舞伎。ほぼ同年代、同時代に進化したその
 経過と、類似性は、著者もこじつけとは言いながら、
 見事な観察である。

 男であって男で無い、女形とカストラートの顛末は、
 目を引くものがある。著者はある意味、モテまくりの
 カストラートになりたかったのではないかとすら思える。
 男として失うものがあったとしてもだ。

 史実に基づかない歴史絵巻、色に狂い感情に狂うものとして、
 一市民にまでもが、破綻した筋書きにすら感動しうるという、
 この文化レベルの高さ。

 論理的破綻を演者と観客が互いに理解しながら、無重力空間から
 神の領域に、あるいは地獄の谷底へと落ちているような
 すごさ、なのである。

 裏返して言うなら、完全懲悪のハリウッド映画にみる
 子供っぽさというべきか。

 アングロサクソンの合理性とは、まったく相容れない
 だからそこの、文化としての美学なのだ。
 
 オペラと歌舞伎という、文化としての、まったくの無駄。
 無駄であるからこその、全ての生命の価値観を超越した
 ところに存在する美しさ。


 大人の遊びとは、こういうことかと。

 大人の遊びを読書以外で見聞きしたことがない、
 知っている人に出会っていないというのは、
 我ながら情けない話である。


           AP0523



 
 
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