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本から得られる3つの経験

 このブログは、ビジネス、健康、人生に役立つ本を
 紹介しています。どんな本にも3つの秘密があるばす!

 2012年、今年のテーマは、アウトプットを増やす事!
読書も大切ですが、アウトプットがあっての、インプットです!
自分から働きかけて、外に表現の場を見つけていきたいと思います。
いつもここからが、スタートですよ~!

読書
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【小説】 書評するのは、ヤボでした。ネタバレ注意
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)伊藤 計劃

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ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット (角川文庫) 伊藤計劃記録 星を継ぐもの (創元SF文庫) Self-Reference ENGINE (ハヤカワ文庫JA)



 夭逝した稀有な才能というのが、伊藤 計劃 という作家であることが大方の意見であり、私も異論はない。「メタルギアソリッド」は私も大好きなゲームで、それは近未来な戦場で活躍する工作員の物語である。著者はその物語のノベライズ?もしていて、このゲームを楽しめた人には、本書はお勧めだ。

 題名にある「虐殺」=むごい方法で殺すこと、と文字通りの意味で使われているので、この手の文章、ゲームが苦手、あるいは、現実と仮想現実を区別して考えられない人は読むべきではない。
 そして続く、「器官」=多細胞生物で、組織が組み合わさり一定の機能を果たすようになった細胞集団、というところが本書の謎であり、肝である。

 さて、本書は近未来の軍事活動、戦術(戦略といった広義ではない)を扱ったSFであり、本来実在しないものが描かれていたりするわけだが、本書においてはそう考えていると足元を救われて、大コケするかもしれない。

 私は最初にしつこいまでに読む人は注意するよう促したわけだが、SFにあるまじき、殺人を扱うにはあるまじき、その生々しさに心の準備なしで飛び込むことを強く注意するためだ。

 ・・・と、こんな周縁部で、本書を紹介するのは本懐ではない。本書の面白さは、「虐殺」なのだから。その意味をどう考えるか、どう捉えるか、誰のための「虐殺」なのかということなのだから。

 正義の形は似ているが、悪の形は千差万別。

 昔なら世界征服すれば悪の権化と呼ばれたが、今ではそんな野心は誰も持たない。環境破壊を悪と定義すると、結論としては、人間が正義の座から悪に変貌する着地点になる。昨今の勧善懲悪型の物語やゲームの一番の悩みどころは、この悪をどう定義し表現するかということではないだろうか。

 悪を定義することが困難になった理由は、人間の持つ根源的な悪が、臆面もなく正当化されているからだろうか。それとも我々は否応なく加害者、つまり悪の仲間に含まれるからなのか。あるいは悪を定義したときに、正義が定義できないということかもしれない。いずれに悪や正義が潜んでいても、作者の悪意を上回ることが出来ないのかもしれないのだが。


 

       AP0482





 
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