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本から得られる3つの経験

 このブログは、ビジネス、健康、人生に役立つ本を
 紹介しています。どんな本にも3つの秘密があるばす!

 2012年、今年のテーマは、アウトプットを増やす事!
読書も大切ですが、アウトプットがあっての、インプットです!
自分から働きかけて、外に表現の場を見つけていきたいと思います。
いつもここからが、スタートですよ~!

読書
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最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか AP0042
最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか
高橋 健次

草思社 2006-10-19
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 最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか

 マインドマップあり。読書時間4時間
 再読み込み 予定なし。

 非常に興味深い一冊である。
 不謹慎な言い方ではあるが、面白いのである。マシンフロンティアと呼ばれる、巨大な機械設備や船、原子炉といった高度な科学技術の結晶が、あまりにもおろかな行動によって、一瞬にして崩壊していく様、そして、後日談として崩壊した原因が究明されていく様、筆者によって謎解きがなされ、我々は真犯人を知ることとなるのだから。
 まさにこれは、殺人事件を扱った科学ミステリーであり、火曜洋画劇場にも匹敵する、ハラハラ感満載の一冊であるのだ。だが、このミステリーは、一瞬にして、我が身にも降りかかる災いとして受け止めなければならなくなる。そう問題起こしたシステムのほとんどが、実際我々の生活の一部をなしているのだから。そして、死者達は、我々自身でもあり、当事者意識を一瞬でも思い馳せる事ができれば、恐怖以外の何者でもない。

 こういったまさに大量殺戮兵器と化した壊れたマシーンは、近代科学の時代になって大きな被害を生み出すようになっている。百人単位から、千人単位、時に一万人単位へと拡大している、同様に損失額も巨額にのぼる。
 中央集権型のコントロールルームを持つことで、些細な操作で大きな管理・コントロールを行うシステムが、反対に、些細なミスを増幅させ、氾濫させ、制御不能に落とし入れる、悪魔のシステムとなってしまう。

 そういった事実を見事に伝える一冊である。スリーマイルアイランドの原発事故、チャレンジャー号事故、チェルノブイリ原発事故など有名どころに加えて、奇跡の生還を果たした1972年のDC-10の事故など、諦めずに戦った勇者達の物語としても、すばらしい事実の数々が堪能できる。

 我々は、失敗によって死んでいった人達の結末を、一種覚めた生者として眺め、さらに生き残るために、同じミスを起こさない新たなシステムを構築する。その覚めた感覚が、無残に死んでいった者への弔いではないか。死んだ者達すら利用する、この浅ましさこそ、命を大切することのようでもある。
 だが、その事がシステムをさらに巨大にし、ますます物事が人間で解決できないような事象に更に肥大していくような感覚すらあるだが・・・。

 ここ数日に起こっている世界同時金融危機も、その巨大化したシステムの崩壊を見ているようで、システムの有難さ以上に、巨大システムの制御の困難さを目の当たりにした面持ちである。

 品質管理をしているような人には、必読の書として、紹介しておきたい一冊である。
 

人の失敗をみて、我がふり直せ読書


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