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本から得られる3つの経験

 このブログは、ビジネス、健康、人生に役立つ本を
 紹介しています。どんな本にも3つの秘密があるばす!

 2012年、今年のテーマは、アウトプットを増やす事!
読書も大切ですが、アウトプットがあっての、インプットです!
自分から働きかけて、外に表現の場を見つけていきたいと思います。
いつもここからが、スタートですよ~!

読書
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射ずして、射る。日本の精神性
 「道」 と、つく習い事は、すべて、型から学ぶそうだ。
 
 型の理由など一切教えてもらえない。

 技術を学ぶことが目的ではない。
 高い精神性のいただきに到達するという。

 日本の精神世界に、西洋人が足を踏み入れた物語。


弓道

    読書


 本文はこの下からです。
 私は良く夢を見る。というより、現実世界で、この景色、夢で見たという体験が多い。「デジャブ」(既視感)である。人間の力というのは、ほとんどが理解されていないし、全ての力を出し切る事もない。意識的に行っていることは、人間の体内で行われている色々な活動のごく一部でしかない。デジャブと遭遇するたびに、未来すら予測する力が存在するのではないかとワクワクする。

 中島敦の「名人伝」に、天下無双の弓の名人の話がある。仙人から弓の手ほどきを受けた者が、下山し、町に戻ってきたが、一向に弓を引こうとしない。あるとき、地元の名士に呼ばれたこの名人は、ある道具を見つけ、何なのかをたずねたという。その道具というのが、「弓」である。

 名人の域に達することは、すなわち、技術や型から離れ、「射る」という弓が持つ結果だけが残ることにつながる。中国が題材となっているとはいえ、非常に日本的な考え方だ。弓という道具を忘れる事で、精神性が際立って伝わってくる伝説である。

 名人伝は、まったくの作り話、そう解釈していだが、その域まで達した人間がいたのではないかと思える一冊が、今日紹介する「日本の弓術」である。

 ドイツ人、オイゲン ヘリゲルは、日本に住みながら、日本の文化を知るために、弓術を習い恥じる。理由もなく、押し連れられる型にイチイチ質問攻めにするヘイゲル。ただ、続けろという日本人。日本人とは根本的に考え方が異なるヨーロッパ人にとって、言語化されていない日本人の精神性を理解する事は非常に困難かと思われた。ほとんどの外国人は、真髄を理解することなく、弓を置く事になるはずが、ヘイゲルだけは違っていた。そんな物語、実話である。
言語化する事が得意なヨーロッパ人が執筆しただけに、日本人が語る以上に、日本の弓道が真髄が見事に描かれた一冊に仕上がった奇蹟の一冊かもしれない。

 まったく本意ではないが、下記を記さねばならないだろう。

 「・・・先生は、編針のように細長い一本の蚊取線香に火をともして、それをあずちの中ほどにある的の前の砂に立てた。<中略> しかし、まとは真っ暗なところにあり、蚊取線香の微かに光る一点は非常に小さいので、なかなかそのありかが分からないくらいである。<中略>第一の矢が射られた。発止という音で、命中したことがわかった。第二の矢も音を立てて打ちこまれた。先生は私を促して、射られた二本の矢をあらためさせた。第一の矢はみごとに的のまん中に立ち、第二の矢は第一の矢の筈に中たってそれを二つに割いていた」

 結果がすごいという説明では不十分だ。「射る」という行為が、「無我」を通じて達せられるという、道の真髄を理解する事が、弓道を理解する事なのだから。道を究めるとはどういうことか、繰り返し行い、自らの存在すら感じなくなる境地を体感しないことには、理解し得ない世界が存在するのだ。

 名人伝を読んだときは、まるで漫画のような話だと、心の奥で信じていない気持ちがあったが、この本を読んで少し信じる気になった。人間とは、いったいどれほどの存在なのか。不思議である。
 
 シンクロニシティやセレンディピティなど、理解を超越した奇蹟は、案外、我々の「無我」によって導かれるのかも知れない。私のデジャブも、危機を知らせるものならばうれしいのだが、今迄一度もそんなイベント時に経験したことはない。何もないことが一番の幸せ、その瞬間を捉えたのか。どうせなら、当たり馬券の番号くらい伝えてほしいものだ。

 禅や瞑想といった非科学的なところにも一定の理解が必要だ。


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