ビジネスと、健康に役立つブログです。
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本から得られる3つの経験

 このブログは、ビジネス、健康、人生に役立つ本を
 紹介しています。どんな本にも3つの秘密があるばす!

 2012年、今年のテーマは、アウトプットを増やす事!
読書も大切ですが、アウトプットがあっての、インプットです!
自分から働きかけて、外に表現の場を見つけていきたいと思います。
いつもここからが、スタートですよ~!

読書
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1円に笑い、1円に泣いた一日
 本屋のレジに並んだ。

 今日は雨だったからか、休みなのに、店は混んでいなかった。
 レジにはすでに、私の前に二人並んでいた。

 一番前に立っていたのは、三つ編みを結った小学生高学年
 くらいの女の子。
 その後ろが少し怪しげな、髪の薄いオッサン。
 そして私である。

 レジが混んでいたのは、一番前の女の子が、なにやら
 サイフをごそごそして、もたついていたからだ。

 見るともなく見ていると、台の上にはいくつかのペンとノート、
 お金を受け取るトレイには小銭が乗っている。
 きっと、勉強で使うためのものを買いに来たのだろう。

 最近は小学生でも受験勉強があったりと大変だろうと思いながら
 様子を伺う。

 余談だが、小銭を置くトレイの正式名称はカルトンだ。


 で、女の子は引き続きサイフの中を隅々まで何かを探している。
 どうやら、いくらかお金が足りないようである。

 その後ろに立つオッサンは、他所を向きながら、体が
 小刻みに動かしていたので、イライラしているのだろう。
 そして、多少酒臭い。


 列が長くなったので、急かすように、店員が口を開いた。

 「どうかな、後1円なんだろど・・・あるかな」

 女の子は、ますます慌てて探すものの、ますます出てこない。
 
 その時、なぜか、店員と私の目があった。


 目線を外す私、目線を戻すとまた目があった。

 (って、何でこっち見た?)


 店員は、少女に目線を戻し、今度は
 私の前のオッサンに目線を移したが、オッサンは変わらず
 目線を他所を向けたままだ。

 店員はそのまま目線を少女から、三度、私に移した。

 「1円なんですけど・・・」

 (なんでこっち見て言うですか、1円を??)

 
 その時、店員の目線に気付いた少女もこっちを見た。

 恥ずかしさで少し顔を赤らめた三つ編みの少女。

 無視するオッサン。そして私。

 「・・・っあ、ああ、1円ね、出しましょう私が!」
 完全に言わされた一言である。こんなことってあるんでしょうか?
 イヤ、ないでしょう。しかし、言った以上は仕方がない。
 (出しますとも、1円くらい!)

 私のサイフから取り出した一円を少女に渡した。

 「ありがとうございます!」 という、見事な上目遣い!
 元気な声だけがレジに響く。

 「・・・い、いいえ。どういたしまして。
 (その歳でおねだりできる技術をお持ちなんですね)」

 くるっと後ろを振り返り、商品を引っつかんで、去っていく少女。

 (勉強がんばってね、期待してるよ)
 と、その後姿に、言葉をかける私。


 
 その直後、即座に何事もなかったように、商品を棚に置くオッサン。
 (1円のやり取りを全部見てましたね、このオッサンは)

 そして投げつけるように、お金をトレイに叩きつけた。
 これがカルトンですよ。


 イヤ、問題はむしろ、商品の方だ。
 それは、どう見ても、グラビア系の写真集・・・、どっちかというと
 もっとディープなヤツ。


 再び凍りつく私。(それで、早くレジ通したかったのね)
 
 店員は何事もなく、商品の金額をチェックして、
 おもむろにお金を数えだす。

 「・・・あの、1円足りませんが」



 (オッサン、おまえもか!)


 ハッと気付いて、私はとっさに目線を外す、イヤ、一瞬遅かったか。

 オッサンは、ぬけぬけと、私の方を振り返っていたのだ。

 「・・・って、後1円なんですが・・・」
 店員は聞こえていないと思ってか、再度、オッサンにかぶせてきた。
 (いや、もしかして俺に? 言った?)


 (このオッサンは聞こえてるでしょ~)

 店員と私は、目かあった。

 だが、しれっと、他所を向く私。



 オッサンは、追加の1円を探そうともせず、
 私の方を見続ける。イヤ、私の視線に入ろうと、少し体の位置を
 ずらしてこっちを見ているほどだ。

 
 
 そして、オッサンが俺に向かって言い放った。
 「ニイチャン、1円貸してくれへん?」


 ・・・・・・・

 ・・・・

 ・・


 (イヤイヤ、オッサン、1円くらい自分で出せよ。エロ本
  買いに来た、オッサンにカネやるか、普通。アホちゃうか!)
 

 完全無視を決め込む私に、オッサンは畳み掛けてきた。
 そのオッサンの言葉に耳を疑った。


 「三つ編みの子供にはカネをやるのに、俺には貸してくれへんのか。

  俺が三つ編みしてへんから、貸してくれへんのか!」


 ・・・
 
 「三つ編みしてるオッサンおったら、警察呼んどるわ!!
  っていうか、その頭で三つ編み、編めるか!!」
 

 当然、1円は貸さず、オッサンも三つ編みを編むことなく、
 商品を減らして、会計を終えた。


 1円に笑い、1円に泣いた一日である。
 




 
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