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本から得られる3つの経験

 このブログは、ビジネス、健康、人生に役立つ本を
 紹介しています。どんな本にも3つの秘密があるばす!

 2012年、今年のテーマは、アウトプットを増やす事!
読書も大切ですが、アウトプットがあっての、インプットです!
自分から働きかけて、外に表現の場を見つけていきたいと思います。
いつもここからが、スタートですよ~!

読書
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木に学べ AP0409 【読書】【書評】
木に学べ―法隆寺・薬師寺の美 (小学館文庫)
木に学べ―法隆寺・薬師寺の美 (小学館文庫)

『木に学べ』

 著者の西岡常一氏は、法隆寺、薬師寺を復元した最後の宮大工棟梁で、
 1995年に亡くなられている。
 本書は1988年に発行せさたものの文庫である。

 「棟梁いうものは何かいいましたら、「棟梁は、木のクセを見抜いて、
  それを適材適所に使う」ことやね」
 「木を組むには人の心を組め」
 「職人が50人おったら50人が、わたしと同じ気持ちになって
  もらわんと建物はできません」

 落ち着いた関西弁から、職人の仕事の重さがずんずん伝わってくる
 のだが、如何せん、図面で伝える、計算で伝える、ということを
 しない、日本の職人の世界であり、木のクセってどうなのかとか、
 いくら言葉で説明されても、読者は置いてけぼりである。

 「学者というのは、ほんまに仕事という面から言うたら、
  どうにもならんもんでっせ。わたしは一度いうてやったことがあります。
  「飛鳥時代には学者はおりません。大工がみんなやったんやないか。
   その大工の伝統をわれわれがふまえているのだから、われわれの
   やっていることは間違いないとおもってください」
  そしたら、誰も返事しよらんかったな。」

 学者が分類し、時代を検証し考察するも、大工の目線からは
 ダメときた、流石は日本の職人の言葉にはシビレます。
 法隆寺、薬師寺とて何度も訪れましたが、学者ですら見落とす
 ものを、小生如きが見出せるはずはありません。

 1300年も持つ木造建築は、地震、雷対策、そして雨の多い
 日本の風土に適したものになっているのは当然のこととして、
 中国から伝来したものを独自に取り入れるだけでないことが、
 「考えること」と、言い切る著者。

 西洋建築、西洋文化を無批判で受け入れる現代の日本社会の
 悲哀を感じます。

 既に日本には、これだけの建築物を支えるだけの木材がない。
 今回の大修復も台湾の木を使っている。
 1300年もつ建築物は、1300年ものの木を使う。

 日本の風土に合う木も台湾の木が限界で、他国に依存している時点で
 日本の誇る木造建築といえど、失われた世界なのかもしれません。

 現代社会の繁栄の儚さ。
 人間が本来持つ自然への理解と、その用い方。
 
 デジタル技術によって一時的な効率は向上している現代が、
 果たして永続的な価値を生み出しているのだろうか。
 
 今、我々が当たり前であることの否定は、
 1300年の木造建築が教えてくれるのだとおもうわけですな。
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