ビジネスと、健康に役立つブログです。
  • 08«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • »10
本から得られる3つの経験

 このブログは、ビジネス、健康、人生に役立つ本を
 紹介しています。どんな本にも3つの秘密があるばす!

 2012年、今年のテーマは、アウトプットを増やす事!
読書も大切ですが、アウトプットがあっての、インプットです!
自分から働きかけて、外に表現の場を見つけていきたいと思います。
いつもここからが、スタートですよ~!

読書
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
自爆する若者たち AP0359 【読書】【書評】
自爆する若者たち―人口学が警告する驚愕の未来 (新潮選書)
自爆する若者たち―人口学が警告する驚愕の未来 (新潮選書)

『自爆する若者たち』

 著者は、ポーランド生まれの社会学、経済学博士。
 アウシュビッツ、ジェノサイド(大量虐殺)を研究している
 ようである。

 人口論で有名なマルサス主義を引き合いに出しながら、
 マルサス主義とは違った論点を展開している。

 マルサスは、「人口論」の中で、
 「幾何級数的に増加する人口と算術級数的に増加する
  食糧の差により人口過剰、すなわち貧困が発生する。
  これ必然であり、社会制度の改良では回避され得ない」
 といった。

 つまり、人口が増加するスピードは、食料増加のスピード
 よりも圧倒的に早いので、必ず食糧難に陥いり戦争に至る
 ということである。

 マルサスは、人口増を回避する戦争(殺合い)、飢饉、疫病
 がないと食糧難が解消せず、豊かな生活は送れないと、非常に
 悲観的?な、ある種残酷な論理展開を示していた。

 要するに、解決方法まで提示しなかったわけである。

 本書は、マルサスとは違った見解なんだといいはっては
 いるが、延長線上にある一冊ではないかと感じる。

 本書のテーマは、ユースバルジ(若年層の人口増加)が、
 戦争の引き金にはなるが、彼らは決して飢えてもいないし、
 住むところもあるので、食料の不足が原因ではない。
 不足しているのは、仕事や社会的地位だ、それを求めて
 戦争する、と論理を展開させる。

 マルサスの18世紀と本書の時代で決定的に違うのは、
 近代化以前と以後という食料供給力の違いを理解しておく
 必要があると思われる。 
 第二次世界大戦以前は、どこの国でも人口増と、食糧不足は
 顕著だったが、戦争時の技術革新の結果、その後、現代に至る
 まで、人類は、一時的にせよ人口増よりも食料供給増が上回って
 いたといえるだろう。

 現代日本では廃棄される食料で、世界の貧困を救えるほどに、
 余りある食料を得るまでに成長しているのだがら。

 そういった意味で、マルサスから食料難を切り取ったからといって、
 別の見解だというまでにはいたらない。

 とはいっても、本書は秀逸である。
 
 なんといってもユースバルジが、戦争との関連性が高いことに
 同意できるし、世界的にユースバルジの増加と戦闘可能年齢に到達する
 時期も近づきつつあるのは、統計上間違いないからだ。

 そういった時限爆弾を世界中に伏せていることからして、
 「自爆する若者たち」という表題は、見事なネーミングだといえる。

 人口増加が、戦争の引き金であることを一つのフィルターにして、
 歴史を顧みると、16世紀の日本の戦国時代も説明がつくだろうし、
 第一次、第二次世界大戦も同様と見て取れるのだ。

 時の戦争は、英雄豪傑が辿った行為ではなく、増加する人口に
 押されて、流れ出した激流だったのかもしれない。

 天敵を持たなくなった人類は、60億人を超え、止まることを知らないが、
 地球という天然資源が吸い尽くされるまで、つまり人類が絶命するまで、
 つっぱしるか。
 それとも、世界が協力し、人口減に向かって舵を切ることができるのかが、
 21世紀の課題なのかもしれない。

 



 

 

 

 
関連記事
スポンサーサイト
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL

Copyright © 2017 Book experience, 3 reasons.. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。