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【「知の衰退」からいかに脱出するか?】
「日本人はいつの間にかなぜだろう?と疑問を発して、問題の本質に迫ろうとしなくなった」
「ピンチこそチャンスと危機を脱出するのは気がついたあなただ。たとえ一人でも、行動を起こすしかない。誰も率先して行動しない現代の日本社会において、その作業はあなただけのユニークなものになるはずだ。人と違うことを恐れてはいけない。むしろ、横並び意識を捨てなければ生き残れないと肝に銘ずべきだ」
「日本人は考えない。考えようとしなくなり、すべてを丸投げする傾向が強くなった。・・・アングロサクソンの遺伝子にはリスクテイキングな思想がある」
「次の段階---それは人々が学び、情報武装して賢明な市民となり、マスメディアのバイアスから開放されること。また、政治家や官僚のウソを見抜き、一人の独立した個人としてすべての物事を判断し、その結果として健康で文化的な生活を手に入れることだ」
「日本人が必要としているのはどのような人材か・・・答えがない世界で果敢にチャレンジして生き残れる人材」
「日本人はこれからそもそも何でメシを食っていくか? ということを、国民全体で考えなければならない」
大前研一節炸裂!! 完全に日本人をバカ 呼ばわりである。 だが、これは感謝すべきことである。まだ叱ってくれる大人がいたということだ。本書の中には、日本人はダメだという主張はあっても諦観、諦めはない。絶対日本人で勝ってやる!! という闘志で満ちている。
しっかり、ケツを蹴り上げてもらって、今一度前に進もうと思うなら、一読すべし。
だけれども、相当きつく蹴られますが(泣)。
誰にも未来を予測は出来ない。トライ アンド エラー。 未来を予想し、行動し、はまれば、大成功、失敗しても生き残れ、這い上がれ。戦わないものに、結果は伴わないということですね。
考え方は教えてくれますが、この一冊にある結論が正解でもない。鵜呑みはいけませんよ。
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