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本から得られる3つの経験

 このブログは、ビジネス、健康、人生に役立つ本を
 紹介しています。どんな本にも3つの秘密があるばす!

 2012年、今年のテーマは、アウトプットを増やす事!
読書も大切ですが、アウトプットがあっての、インプットです!
自分から働きかけて、外に表現の場を見つけていきたいと思います。
いつもここからが、スタートですよ~!

読書
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徳川家康(16) AP0405 【読書】【書評】
徳川家康(16) (山岡荘八歴史文庫)
山岡 荘八

徳川家康(16) (山岡荘八歴史文庫)

 『徳川家康(16)』

 虎の威を借る狐でしかなかった、石田三成。

 秀吉の朝鮮出兵、秀頼への政権移譲を醒めた目で
 距離を置いてきた家康。

 全ては秀吉の過失。
 朝鮮出兵失敗という大きな失政で
 自らの大出世を最後を汚し、
 我が子大事で次代を担う組織を作り得なかったのは、
 全ては秀吉の過失であり、そうさせてしまった
 三成の誤算でもある。

 信長、秀吉の失策を側で見て、天下泰平への
 道に必要なものは何かと考えていく家康。

 下克上のこの時代、恩顧だけではまとまらない。
 自らの野心をのみ信じてきた武将達をまとめるには、
 どんな政治体制が必要となるのか。

 三成の思考、家康の思考。
 何をしてきたのか、今の立場、
 未来に何を見るのか。
 
 同じ日本の天下を考えながら、両者の間には決定的な
 違いが浮き彫りになっていく。
 
 朝鮮出兵時の最大の誤算は、敵の水軍の将であった、
 李舜臣の存在だろう。
 亀甲船を開発し、本土からの物資や派兵船を苦しめた。
 島国である日本は、陸軍として当時世界最強だったかも
 しれないが、海上戦で、大陸に負けたのは皮肉である。

 朝鮮国は、明の助力を得たのかも知れず、
 明の鄭和の流れを組む、海運技術に日本は負けたとも
 いえるかもしれない。

 朝鮮国から冷遇された李舜臣であっただけに、
 彼一人の存在が、日本の大陸への侵略を阻止し、
 豊臣家の滅亡を呼び込み、徳川家の鎖国へと繋がっていく
 かと思うと、歴史の醍醐味を感じざるをえない。

 世界は大航海時代に突入し、アメリカ大陸の発見、
 航海で世界一周を実現する者が出ている。
 
 日本をまとめた家康ではあっても、世界の動きを
 見落としたのだろうか。

 



徳川家康(17) (山岡荘八歴史文庫) 徳川家康(15) (山岡荘八歴史文庫) 徳川家康(18) (山岡荘八歴史文庫) 徳川家康(19) (山岡荘八歴史文庫) 徳川家康(20) (山岡荘八歴史文庫)
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何か成功に足りないのか。 AP0404
20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

『20歳のときに知っておきたかったこと
       スタンフォード大学集中講義』

 自分自身を売り込むことについては、日本以上に優れていると
 アメリカ人のことを思っていたが、日本人と同じところで
 迷っているんだなと思えた一冊。

 自由の国、アメリカにおいて最も尊敬されるのが、独立し、
 事業を成功させた人たちではないだろうか。
 
 だが、大学に卒業した学生たちとて、その気概を十分に発揮できる
 とは限らないのだ。

 我々に足りないものは、なんなのか。

 「問題が大きければ大きいほど、チャンスも大きい、大して問題で
  ないものを解決しても、誰もカネを払ってくれない」
 
 「起業家とは、チャンスになりそうな問題をたえず探していて、
  限られた資源を有効に使う独創的な方法を見出し、問題を解決し、
  目標を達成する人を指します」
 「自分のやりたいことを誰かに許可されるのを待っている人たちと、
  自分自身で許可する人たちです」
 「並はずれた業績を達成した人々の最大の味方は、
  ほかの人たちの怠慢である」
 「その結果、出版社は、ベストセラーになるのはごく稀だと知って
  いながら、ヒットを狙ってつぎつぎと本を出し続けるのです。
  成功に至る道には、たくさんの屍が横たわっています。出版社も
  玩具メーカーも映画プロデューサーも、それをよく知っています」

 「「あなた自身に許可を与える」としてもよかったのです。わたしが
  伝えたかったのは、常識を疑う許可、世の中を新鮮な目で見る許可、
  実験する許可、失敗する許可、自分自身で進路を描く許可、そして
  自分自身の限界を試す許可を、あなた自身に与えてください」

 行動する前に考えろとよく言われるが、考えることが目的化して、
 行動しないことが多い。

 行動するために考える、行動するためにはどうすればよいか。
 行動・行動・行動! である。
 
 行動を阻む者は、自分なのだ。


死を現実のものとす AP0403
ブッダが考えたこと―これが最初の仏教だ
ブッダが考えたこと―これが最初の仏教だ

『ブッダが考えたこと』

 人生に迷い、たちどまり、自分の居場所を見出せないとき、
 我々は宗教に立ち戻って、考えることがある。

 幾多の宗教があり、それぞれの教典、考え方があるなか、
 仏教とはどういうものかと聞かれて、答えられる人は
 少ないかもしれない。

 本書は、仏教を起したゴーダマ・ブッタの言葉を辿りながら、
 仏教の真実にたちいった一冊である。

 ブッタは、欲を捨て、情を捨て、人であることを超越することで、
 仏教という考え、哲学を生み出した。

 人は生きている以上、なんらかの欲が必要だ。
 だが、ブッタはそれを捨てた。
 欲のないもの、それは死と同等である。
 彼は、人を超えるために現世に死をもたらしたといえる。
 
 仏教とは、根源的には死を理解するためのものかもしれない。

 生きるために必要とするものではない以上、仏教には
 反面教師として存在するか、先祖の霊を敬うための存在と
 なるかもしれない。

 だが、多くの寺には、守護する仏や仏像が存在し、
 日々生活する我々に力を与えようともする。
 そういったものは、ブッタ以降の者達が付け足した
 ものかもしれない。

 欲の中に足掻き、苦しみながら物事の価値や本質を疑うとき、
 ここに立ち戻るのだろう。

その問題に解答あり! SP0402
日本の論点2011
日本の論点2011

『日本の論点2011』

 論客59名による、「日本の争点」での論戦が
 繰り広げられる。

 763ページあってもまだまだ言い尽くせないだけの争点が
 日本にはあり、専門家達がどう考え、行動しているかが
 一冊にまとめられたのが本書である。

 個人的には軍事問題(あるいは外交)、エネルギー問題、
 財政問題に興味がある。

 反中国では、桜井よしこ氏の意見が強く響く。
 中国は大陸的思考から、領土の拡大を志向すると思われる。
 海軍力を増強していることとあわせて、その意欲と体力が
 充実していることが伺える。
 日米の関係が揺らぐ中、日本としてどんな回答を出すのか。

 エネルギー政策については、低炭素に向けた自然エネルギーに
 重きをおいた意見が見られるが、安定供給、低価格という
 意味で、まだまだ十分とはいえない。

 財政問題では、藤巻健史氏がわかりやすい。
 日本財政は非常に厳しい、個人の財産で国債が購入されているとは
 いえ、それややはり個人のものでしかない。
 国家の借金はいずれ返還されなければならない。
 国家に残された道は借金の実質価値を0にしてしまうことだろう。
 結局は個人の財産を吹き飛ばすことになるのだが。


 日本はどうあるべきか。政治はどうあるべきか。
 経済や社会保障や安全保障、個人の働き方や学び、
 先端医療、環境やエネルギー問題など、多岐に渡る。

 我々は一部分においては、専門家としてその業界を
 理解し、正しい選択ができると信じているが、
 全体を見渡した場合に、それが最善であるとは言えない
 こともある。

 全体を見渡すという意味で、本書は最適な一冊だ。

 
帝国の躍進、無血征服に国民は酔う AP0401
第三帝国の興亡〈2〉戦争への道
第三帝国の興亡〈2〉戦争への道

『第三帝国の興亡〈2〉戦争への道』

 ドイツでの権力の掌握を終えたヒトラーは、「生存圏の拡大」を
 唱えて、侵略行動を始めた。
 ドイツの軍事的な背景と、他国の動向を見事に見抜いてのヒトラーの
 外交の前に、オーストリア、ミュンヘン、チェコスロバキアは無血で
 征服されてしまう。

 「ヒトラーの成功を最初の数年間に磐石のものにしたのは、
  外交関係の勝利でさまざまの無血征服の成果を上げたばかりでなく、
  ドイツの経済復興で大きな成功をおさめたからである」

 独裁というものに、この時代の人々には、今ほどに抵抗がなかったかと
 思う、ほんの少し前までは、民主主義は当たり前のものでもなかった
 わけだし。反面、独裁を呼び戻したことで、国土が増え、景気が
 回復したとすれば、国民は沸き返ったことだと思う。このころの
 ヒトラーの権力基盤は、軍事力を背景にした恐怖政治ではなく、
 民衆の支持であったことが伺える。

 「名誉あるドイツの学問の歴史に汚点を残す情景…大学生の数は
  半分以下…眩暈がするほど学問の水準は落ちた」

 「ヒトラーの側近中の側近だったボルマンが1941年に公言して
  いるように、「国家社会主義とキリスト教は相容れない」のである」

 「世界の大部分の未来にとって残念だったなことに、大戦の可能性に
  ついてより抜け目のない考えを持っていたのはヒトラーであり、
  辞めたばかりの参謀総長ではなかった」

 ヒトラーは演説がうまかったと聞く。国民受けは非常に良かったろうし、
 国民が求めることを見事に見抜いて行動することもできた。
 他国への読みも誤ることもなかった。
 そういう意味で、天賦の才能をもつ希有の存在だったと思う。

 しかし、それが長期にわたって国家を運営していく才能であったのか。
 戦争を引き起こし、大虐殺にいたる経緯のなかで、彼の本質が、
 国家元首としてふさわしかったのか。

 他民族、宗教とも融合できない国家元首は、ドイツもそして自分自身の
 孤独をも深めていくのだろうか。


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