ビジネスと、健康に役立つブログです。
  • 04«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »06
本から得られる3つの経験

 このブログは、ビジネス、健康、人生に役立つ本を
 紹介しています。どんな本にも3つの秘密があるばす!

 2012年、今年のテーマは、アウトプットを増やす事!
読書も大切ですが、アウトプットがあっての、インプットです!
自分から働きかけて、外に表現の場を見つけていきたいと思います。
いつもここからが、スタートですよ~!

読書
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
端役でしかない、徳川家康。
 最近の漫画は、無名の人物を扱ったものが多い。

 ヒストリエのエウメネスは、アレキサンダーの一臣下であり、キングダムの信もまた、秦の始皇帝の一武将でしかない。にもかかわらず、現在の作家達がこのような居たのか、居なかった程度の人物に焦点を当てなければならないのは、どういうことか。
 それは、過去の作家達が、メジャーな武将を書きつくしたことにあるかもしれない。今の作家がどうがんばっても、過去の偉大とされる作家たちと対比されることからは逃げられないし、大体が調査もされつくされて史実として固まった一生は、創作する余地もない。
 そうなると必然的に、メジャー武将は避けねばならない。

 へうげものの古田織部重然は、戦国時代の大武将達に比べれば、端役といっても過言ではない。
 物語の面白さは、領土とか天下を取ったような話が大きければ良いというものではない、ようは面白いかどうかというところにいきつく。茶道と武家の道で思い悩む織部の面白さの舞台では、徳川家康は単なる端役でしかないのだろう。

 山岡荘八がこの徳川家康を描いた時代は、徳川家康の評価はよくなかった。明治大正昭和と時代を突き進んだ日本を肯定するために、歪められた徳川幕府への偏見がなかったとはいえない。そんな時代背景の中、戦乱の世を治めた徳川家康を取り上げ、過度に否定させた価値観を打ち破った本作品は、人々に大いに受け入れられることとなった。
 その様は今の漫画の主人公達となんら変わりはしない。
 
 どんな作家も、主人公を通じて、作家自身の特長、視点をアピールするものだ。作家にとっては、時代の覇者、徳川家康といえど、信長といえど、ただの一人の役者でしかない。彼らをして何を伝えようというのか。

 山岡荘八という作家は、徳川家康を淀殿にぶつけて、何を成そうというのか。スケベ根性で淀殿にフラレタから、大阪城を攻め落とすのか。それでもいい。天下国家を語って世の平定を願う神仏と成すのか。

 「徳川家康」とは、時代を読む歴史小説ではなく、作者と、読者たる私のせめぎ合いなのである。

 橋下政権樹立の大阪に都が出来たとき、江戸と大坂が合い並び立つことなどありえるのか。その解はここにあるかもしれない。豊臣と徳川が並び立たぬものを。
 人は血を見ないことには活気づかぬように出来ているやもしれません。

 
              AP0443


徳川家康(20) (山岡荘八歴史文庫)
山岡 荘八

徳川家康(20) (山岡荘八歴史文庫)
徳川家康(19) (山岡荘八歴史文庫) 徳川家康(21) (山岡荘八歴史文庫) 徳川家康(18) (山岡荘八歴史文庫) 徳川家康(17) (山岡荘八歴史文庫) 徳川家康(22) (山岡荘八歴史文庫)
by G-Tools
スポンサーサイト
彼女を悪く言うことは、建設的ではない。
徳川家康(19) (山岡荘八歴史文庫)
徳川家康(19) (山岡荘八歴史文庫)山岡 荘八

講談社 1988-03-01
売り上げランキング : 95867

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
徳川家康(20) (山岡荘八歴史文庫) 徳川家康(18) (山岡荘八歴史文庫) 徳川家康(21) (山岡荘八歴史文庫) 徳川家康(17) (山岡荘八歴史文庫) 徳川家康(22) (山岡荘八歴史文庫)



彼女を悪く言うのは簡単だ。

 正統ながら血塗られた血筋。好きのない美貌ながら、男顔負けの勝気な性格。実子出生の疑惑。幼い嫡男を操っての実力無き摂政。全てを手に入れたがゆえの嫉妬。

 織田信長の姪にして、太閤秀吉の側室でその嫡男を産んだ、淀殿、茶々である。


 彼を手に入れるべくして勝ったと言うことも簡単だ。

 幼少のころは人質として育ち、今川義元と織田信長という時代の狭間の小国で戦々恐々として日々で耐え忍び、正妻と長男を切腹させられ、国替えを命ぜられ、天下を一度ならず諦めながら、最後のチャンスに積み重ねた人生の全て賭けねばならない男。

 将軍、徳川家康である。

 忍耐と時間と経験をもっとも有効に使い切った男は、淀殿を許すことは出来なかった。彼の人生から最も学びえた人物こそが、淀殿だったからではないだろうか。彼女もまた幾度となく負け戦の修羅場を経験した、忍耐の人物なのだから。この血筋を残しておくことは、家康が生き残り豊臣家が衰退したことと同じ理由で、徳川家の災いになることは必至と感じたに違いない。

 対照的でもあり、似た者同士とも言える二人の戦いを前に、周囲は何を感じていたのか。天下泰平という御旗の向こうに極めて個人的な欲が見え透いた戦国の戦いを前に。

 「どっちでも良いよ、早く落ち着いてよ」と思ったヤツは 「いない」 と思う。
 どっちが勝てば、良い世の中になるかとか、奇麗ごとを考えたヤツも 「いない」 だろう。

 人は常に、どっちが自分に有利かと打算的に判断する。
 とするならば、戦いは、戦う前に決まっていなければならない。
 選挙と同じ、自分に投票すれば、あなたに得ですよということを訴えながら、戦国大名たちを抱きこんでいくのだ。

 豊臣家は、秀吉の時代に大陸への野望を振りかざし、大陸覇権を餌に、
 人々の欲を纏め上げたが、見事に失敗しそのつけを返し得なかった。

 天下分け目の戦いといえど、大多数の国民が納得しなければ、起こりえず、
 決着もない。
 
 大衆の意思の集合体が、家康を導き、勝ちを掴ませたのだ。

 戦国の世とて、民主的な選挙がなくとも、大勢の同意をもって首長が決まっていくものだ。

 大阪ダブル選挙に思う、大阪冬の陣前夜である。


        AP0442
日本が強く世界に輝いた時代
秋山真之―伝説の名参謀 (PHP文庫)
秋山真之―伝説の名参謀 (PHP文庫)

『秋山真之―伝説の名参謀』

 1905年、日本海軍が最強と謳われたロシアのバルチック艦隊を
 打ち破ったニュースは全世界に日本の存在を強く知らしめること
 になる。

 東郷平八郎海軍大将に率いられた旗艦三笠には、秋山真之が
 参謀として乗船していた。

 「敵艦見ゆとの警報に接し、連合艦隊はただちに出動これを
  撃滅せんとす。本日天気晴朗なれども波高し」

 と名言を残し、日本はこの海戦に見事に打ち勝ったのである。

 江戸幕府の長き停滞から、一躍世界の檜舞台に躍り出た日本。
 
 だが、この勝ち戦は、後の負け戦にも繋がってくのだが。

 日清日露戦争から、戦争は世界中を巻き込みながら進行いく
 ようになり、その傾向は未だに続いている。

 嫌戦の日本であればこそ、戦争をしっかりと研究しなければならない
 だろう。


               AP0434


徳川家康(18) AP0407 【読書】【書評】
徳川家康(18) (山岡荘八歴史文庫)
山岡 荘八

徳川家康(18) (山岡荘八歴史文庫)


『徳川家康(18)』

 1600年、慶長5年9月15日、ついに、天下分け目の
 関が原の決戦が始まった。

 上杉景勝が東北で立った時も、「想定の範囲内」
 石田三成が立った時も、「想定の範囲内」
 毛利が動かないのも、「想定の範囲内」
 徳川秀忠が遅参するのも、「想定の範囲内」
 
 と、著者の山岡荘八氏は関が原の決戦をまとめた。

 小早川秀秋が動かなかったときは、流石に
 焦ったのか、爪を噛む家康が描かれていた。

 戦は水物、天下の大仕事に目覚めた家康ではあっても
 このときばかりは、冷や汗をかいたに違いない。

 ここ何巻かは、家康を神格化した流れがあったのが、
 人間らしいところが見れて愉快であった。

 「勝って兜の緒を締めよ」という名言も、
 関が原での胆の冷え具合を端的に表している
 ようで、言葉本来が持つ、油断するなということではなく、
 余裕かましてると、足元をすくわれるということを
 実感した、家康の心境を垣間見た思いがする。

 大阪城への再入城を果たし、そこで子を授かる59歳の家康。
 
 男としての欲望も十分持ち合わせたはずが、
 あっさりした語り口で描かれているのは、神として、
 相応しくないと判断した、著者の、逃げなのかも
 しれない。

 人間、家康があっても良いと思う瞬間。
 最後の独裁国家を日本に樹立する瞬間なのだから。
 戦後の民主主義を是とする我々の限界かもしれない。
 
 


徳川家康(19) (山岡荘八歴史文庫) 徳川家康(17) (山岡荘八歴史文庫) 徳川家康(20) (山岡荘八歴史文庫) 徳川家康(16) (山岡荘八歴史文庫) 徳川家康(21) (山岡荘八歴史文庫)
by G-Tools
徳川家康(17) AP0406 【読書】【書評】
徳川家康(17) (山岡荘八歴史文庫)
山岡 荘八

徳川家康(17) (山岡荘八歴史文庫)

 『徳川家康(17)』

 ついに、家康は大阪城西の丸に入城するも、
 上杉景勝を成敗するため、城を出る。
 
 直江状ですら、家康にとっては想定の範囲内であり、
 ゆるりゆるりと北上する。
 
 三成は軍備を整えて、大阪城、伏見城を落とし、
 上杉軍との挟撃を開始する。

 だが家康は、江戸城にあって動かない。
 豊臣恩顧の武将を使って岐阜城を攻め立てる。

 時代はいよいよ徳川家による泰平へ、
 家康の思惑通り着実に布石されていく。

 天下第一の実力者である家康であっても、
 戦場にある以上は、大博打でしかない。
 家康最後の大博打、賭けるのは人生での辛抱で
 培った全てであり、勝てば日本を手中にする。

 豊臣家の血筋に、家康と同等の実力者がおれば、
 三成と豊臣家恩顧の武断派が結束していれば。
 しかし、その「たられば」は、飛躍しすぎかもしれない。

 家康の首を狙った三成と、天下を望んだ家康との
 戦いは、その夢の大きさで勝敗が付いたのかもしれない。

 大きい夢が身を助けることもあるんですね。






徳川家康(18) (山岡荘八歴史文庫) 徳川家康(16) (山岡荘八歴史文庫) 徳川家康(19) (山岡荘八歴史文庫) 徳川家康(20) (山岡荘八歴史文庫) 徳川家康(15) (山岡荘八歴史文庫)
by G-Tools
Copyright © 2017 Book experience, 3 reasons.. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。