ビジネスと、健康に役立つブログです。
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本から得られる3つの経験

 このブログは、ビジネス、健康、人生に役立つ本を
 紹介しています。どんな本にも3つの秘密があるばす!

 2012年、今年のテーマは、アウトプットを増やす事!
読書も大切ですが、アウトプットがあっての、インプットです!
自分から働きかけて、外に表現の場を見つけていきたいと思います。
いつもここからが、スタートですよ~!

読書
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現代ミリタリー・ロジスティクス入門
現代ミリタリー・ロジスティクス入門―軍事作戦を支える人・モノ・仕事 (-)
現代ミリタリー・ロジスティクス入門―軍事作戦を支える人・モノ・仕事 (-)

 「現代ミリタリー・ロジスティクス入門」

 最近、弾薬が納期通りに届かないんだよね、
 負傷兵への医薬品が足りなくて困ってます、
 という部隊長には、お勧めの一冊。

 作者は、元マイクロソフト勤務、IT+軍事で、
 著書多数という、井上孝司氏。

 湾岸戦争以来、戦争といえば、陸・海・空の3軍
 統合で、爆撃はピンポイント、無人偵察機も飛んで、
 物資輸送もIT駆使して、無駄がない。

 というのが、常識になってしまっているが、
 こんな事ができるのは、世界広しといえども
 米国だけではないだろうか。

 イラク、アフガニスタンと、米国からは程遠く、
 環境もまったく違う。
 アフガニスタンに駐留する米国軍人数は
 10万人前後というのだから、その食事だけでも
 大変なことである。

 どこにいっても、ヤンキーをヤンキーたらしめるのは、
 その大量消費を支える、緻密な「兵站」なのである。

 戦場である以上、戦線は常に変化しているし、
 調達関係は、狙われやすく、うまく運用できないと
 廃棄が多くなって、コストに直撃するから、
 それこそ生命線である。
 下手をすると、政権もぶっ倒れかねない重要事項
 なのだ。

 戦車がどうだ、飛行機がどうだと言わずに 
 「兵站」 が大事、というところが、本書を入門書と
 いうには、ツウだなあと唸らせるところである。

 ”ちなみに筆者が兵站支援の重要性に目覚めたきっかけは、
  映画「戦国自衛隊」で補給物資を積んだトラックが燃や
  されてしまい、その後に燃料などがなくなって難渋する
  場面を見たことである。どんな最先端のハイテク兵器も
  精鋭部隊も、それを支える物資や人材が続かなければ
  活躍できないのだ。”

 敵のもっとも弱いところを狙う、戦術の常套手段ではある
 のだが、見落とし易いのだろう。

「戦争のプロは兵站を語り、戦争の素人は戦略を語る」
 
        イスラエルの軍事学者
        マーチン・ファン・クレフェルト
 
 兵站を決めるのは、やはり、難しいことなのだ。

 「戦国自衛隊」も、そんな地味なところを狙って
 攻撃しておきながら、映画としての質を落とさなかった
 ところが、ワザだなあと思う。

 
             AP0540 冊目

 

 こちらもお勧め。

軍事とロジスティクス
軍事とロジスティクス



現代の航空戦 湾岸戦争
現代の航空戦 湾岸戦争



補給戦―何が勝敗を決定するのか (中公文庫BIBLIO)
補給戦―何が勝敗を決定するのか (中公文庫BIBLIO)



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インテリジェンス人間論
インテリジェンス人間論 (新潮文庫)
インテリジェンス人間論 (新潮文庫)

「インテリジェンス人間論」

 著者は、佐藤 優氏。
 2002年に背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、
 執行猶予付きで有罪判決を受けた、元外務官僚。

 ロシア勤務での経験を元に、鈴木宗男氏、
 橋本龍太郎氏、小渕恵三氏、そして、大統領に
 返り咲いたプーチン氏の分析を、話せる範囲で、
 面白おかしく書いた一冊。一般向けということで、
 エンターテイメントが成立する範囲とはいえ、
 著者の鋭い分析が垣間見えて大変参考になった。

 ”酩酊した国会議員や外務省幹部から暴言を吐かれたことは
  何度もある。しかし、それでその人物の本性がわかるので、
  むしろそういう機会を私は歓迎していた。”(18ページ)

 ”もっともインテリジェンス(諜報)の世界でお人好しが
  生き残っていくことができないので、(中略)プーチン氏
  のように陰険さが後光を発している例は珍しい。”
  (105ページ)

 ”領土について曖昧な国家は必ず崩れると確信しているからだ”
  (116ページ)

 ”「マフィアの技法」とは、一見、喧嘩好きのように見えても、
  いちばん強い者とは絶対に諍いを起こさないという処世術である。”
  (141ページ)

 ”筆者は、一般論を述べただけで、福田氏がアメーバであるなどと
  いうことは言っていないので、読者におかれてはくれぐれも誤解な
  きように願いたい。” (150ページ)

 ・・・と、ちょっと書き出しただけでも、こんな感じである。
 動じない精神力と、睡眠時間3時間半という驚異的な体力、
 お酒も強いし、分析の正確さといい、記憶力といい、生命体と
 してスゴイ! とため息が出る。

 説明しずらいのだが、人間としての器とは、また違った評価になると
 思う。情の鈴木宗男氏という存在に対しては、器が大きいとか、
 広い、あるいはその反対の言葉があってもよいのだが。

 色々な考えを披露していただいているにも関わらず、佐藤氏本人は
 どんな人なのかということは、やはり、見えてこない。
 そういう意味では、当事者である事は、彼らしくない、という
 ことかもしれない。究極の部外者、観察者なのだ。
 当事者になってしまったことが運の付きだったのかなあと。
 
 読んでいると気付くのだが、一般的にいい人、もしくは悪い人と
 思われている人物に対して、反対の意見や考えもありますよと
 提示しているところが多い。小渕氏にしても人柄の小渕ではなく、
 ドスの利いた人物、短気な人物として描かれている。
 いい加減なことを言う人ではないので、少なくとも正しい一面
 なんだと思う。
 
 インテリジェンスとは、部分的にしか露呈しない情報を
 直接会ってみたり、テキストを読み解く事で、全体像にせまっていく
 作業であり、正義か悪かという立居地で評価が変わる事を記述せず、
 「内在的論理」を読み解く作業なんだと、改めて実感した。
 先に読んだ「功利主義者の読書」から見ると、本書は実践編
 と言えるかもしれない。
 
 残念なことに、著者は、インテリジェンスの世界が好きではない
 という。

 醜悪な内部抗争に嫌気がして、そこから距離を置きながらも
 自らの力をもてあますというか、国家のために十分活用でき
 ないことに、ある種の諦観のようなものを感じているのかなと
 思う。

 もったいないなあ、国家の損失だなあ。
 しかし、そんなことがあってのこの一冊、失礼ながら、
 大変有難い一冊なのだ。


          AP0536  冊目



指輪88―四千年を語る小さな文化遺産たち
指輪88―四千年を語る小さな文化遺産たち
指輪88―四千年を語る小さな文化遺産たち

「指輪88―四千年を語る小さな文化遺産たち」

 橋本貫志さんが蒐集した指輪、88点のコレクションを
 まとめたフルカラーの一冊である。

 橋本貫志さんの経歴は、今でいう東京芸大を卒業し、
 実業家として活動中とある。

 紀元前2000年以降、現代までの指輪が88点もあり、
 指輪だけを集中して見た事がないので(誰でもそうだが)、
 不思議な気分を味わった。

 古い指輪は、製造技術こそ劣っているとはいえ、
 その価値は、計り知れないものがある。

 ただ古いとか、現代人の美的感覚をもってして、石の値段、
 ましてや加工技術の低い高いで、価値が生み出されるわけ
 ではないことを、改めて感じた。

 コレクション中、もっとも古いエジプトの王様が
 付けていたであろう、アメジスト製のスカラベを
 模した指輪などは、死者の再生を願ったものという
 補足が付いていて、その文章と指輪を見比べていると、
 我々は一瞬にして、ピラミッドの奥に眠るファラオの
 棺へと、思いが飛ばされていくのである。

 この指輪を手に触れることが出来れば、
 エジプトの言葉や音楽すら聞こえてきそうな臨場感である。

 指輪の作られた背景にもよるのだが、古い時代のものは
 神への祈り、苦しみからの解放を祈願していた指輪が多い。
 それが現代の指輪ともなると、装飾性やダイヤなどの光沢が
 全面に出てくる。
 骨董価値ということになると、人の思いを指輪からどれだけ
 たくさんくみとれるかどうか、が大切ではないかと思う。
 背景のないただ単に石が大きいだけでは、面白くないのである。

 どの時代のどの場所で誰がつけていたのか、
 誰の手を渡ってきたのかという、補足的な注意書きにこそ、
 指輪の本当の価値を感じてしまう。

 読み手の文化的な知識や想像力があればあるほど、
 過去に思いを馳せる、「時空間の跳躍」は、
 大きくなるものだ。

 私のようにすぐに値段を聞きたくなるような者ですら、
 うっとり、ため息が出るような一冊である。


          AP0533 冊目



 

 
 
新版 オペラと歌舞伎
新版 オペラと歌舞伎 (アルス選書)
新版 オペラと歌舞伎 (アルス選書)

「 新版 オペラと歌舞伎 」
 
 イタリアのオペラと日本の歌舞伎。
 その両方を観てこられた方だから書ける一冊。
 
 相当な遊び人である。道楽の極み。

 第二次世界大戦は、オペラ歌舞伎同盟国と、
 文化的低俗国との戦いと言い切るところが、
 突き抜けて遊びきった人の言葉となって、
 我々の読書空間に響きわたる。

 文化的な進歩は、武力や政治力に飽きた国民の
 遊び心から生まれたものだという。
 
 日本が戦争に負けたからといって、民力が低いと
 言わせる必要はない。

 豊穣な文化が花開いた国家には、それだけの
 平和があり、政治的軍事的にも安定していたと
 いうことなのだから。

 オペラと歌舞伎。ほぼ同年代、同時代に進化したその
 経過と、類似性は、著者もこじつけとは言いながら、
 見事な観察である。

 男であって男で無い、女形とカストラートの顛末は、
 目を引くものがある。著者はある意味、モテまくりの
 カストラートになりたかったのではないかとすら思える。
 男として失うものがあったとしてもだ。

 史実に基づかない歴史絵巻、色に狂い感情に狂うものとして、
 一市民にまでもが、破綻した筋書きにすら感動しうるという、
 この文化レベルの高さ。

 論理的破綻を演者と観客が互いに理解しながら、無重力空間から
 神の領域に、あるいは地獄の谷底へと落ちているような
 すごさ、なのである。

 裏返して言うなら、完全懲悪のハリウッド映画にみる
 子供っぽさというべきか。

 アングロサクソンの合理性とは、まったく相容れない
 だからそこの、文化としての美学なのだ。
 
 オペラと歌舞伎という、文化としての、まったくの無駄。
 無駄であるからこその、全ての生命の価値観を超越した
 ところに存在する美しさ。


 大人の遊びとは、こういうことかと。

 大人の遊びを読書以外で見聞きしたことがない、
 知っている人に出会っていないというのは、
 我ながら情けない話である。


           AP0523



 
 
スプートニクの落とし子たち
スプートニクの落とし子たち
スプートニクの落とし子たち

 『スプートニクの落とし子たち』

 作者は東京大学工学部卒、現在は、中央大学の教授である
 今野浩氏だ。

 本書の題名から、ロシアの宇宙計画にまつわるものかと思っていたが、
 読んでみると、東大工学部のその後に関する、ノンフィクションだった
 ので驚いた。

 1960年代当時のエリート中のエリートがこぞって理系に入ったのは、
 ロシアのスプートニクがアメリカに先んじて、ロケット開発に成功した
 ためであり、筆者は、そのことをエリート達が世に活躍できなかった
 悪因だと総評しているようにも感じられた。

 エリート達の会話がまったくもってすごい、あまりに別世界なので 
 垣間見れただけでも価値ある一冊といえるだろう。

 だが、就職する段になって、理系では会社のトップになれないと
 早くも諦めムードだ。海外に出て、MBAを取得し、文系への転職を
 計る者もいたりする。
 
 本書の主役である後藤氏も理系から、金融工学に転職し、一生分を
 荒稼ぎして、その職を退職した後、無理と思われた教授の席を奪取
 したものの、最後は前半生とは対照的に打ち捨てられるような最後を
 遂げる。

 なんだか、半分は、作者のやっかみ見たいで、足の引っ張り合いと
 まではいかないが、見下す感じがしないでもない。どこまでいっても
 順位付け、点数付けから抜けられない感じがする。
 多様性というものの評価がまったくない。

 ベスト ブライテストと自ら呼べるほどに、彼らは、東大に入学する
 ために、一日14時間も猛勉強するのだから、どこまでいっても
 競争し、誰々がどうなったと比較せざるを得ないのかもしれない。

 彼らが、研究室で血眼になったおかげで、技術大国日本の基礎が
 作られたことに間違いないのだが、二流三流の人間が高級官僚や、
 政治家になって、日本を牛耳ったというあたりは、やっかみ半分と
 いったところか。

 人生とは、このような天才達にして、思い通りにいかないものであり、
 私のような凡人は、「人のいく裏に道あり、花の山」を念仏のように
 唱えながら、競争しないですむようなニッチで戦うのがベストと
 あらためて痛感した一冊である。

 人生って、セレンディピティなんだよな~。

 WIKIから抜粋
 セレンディピティ(英: serendipity)は、何かを探しているときに、
 探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す
 言葉である。
 何かを発見したという「現象」ではなく、何かを発見をする「能力」
 を指す。平たく言えば、ふとした偶然をきっかけに閃きを得、
 幸運を掴み取る能力のことである。


                 AP0517
 






  

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